冬でも、太陽から降り注ぐ紫外線は侮れません。
紫外線は、肌だけでなく目にもダメージを与えます。冬は、空気が澄んでいて紫外線が地上に届きやすいといわれています。夏同様に注意が必要です。
紫外線には、UV-AとUV-Bの2種類があります。
UV-Aは、波長が長く、肌の奥まで届くため、シミやシワなどの原因になります。UV-Bは、波長が短く、肌の表面で炎症を引き起こすため、日焼けの原因になります。
夏はUV-Bの量が多く、冬はUV-Aの量が多くなります。しかし、どちらも肌にダメージを与えるため、季節を問わず紫外線対策をすることが大切です。
紫外線が原因とされる主な眼の疾患など
【白内障(はくないしょう)】
白内障とは、水晶体が濁って視力が低下する病気です。紫外線は白内障の原因の1つと考えられています。
【翼状片(よくじょうへん)】
翼状片とは、角膜の表面に膜のようなものが生じる病気です。紫外線は翼状片の原因の1つと考えられています。
【角膜炎(かくまくえん)】
角膜炎は、角膜に炎症が起こる病気です。紫外線は角膜炎の原因の1つと考えられています。
【眼精疲労(がんせいひろう)】
紫外線は眼精疲労の原因の1つと考えられています。
サングラスやメガネの重要性
サングラスやメガネのレンズには、紫外線をカットする効果があります。視力が悪くなくても日頃からサングラスやメガネを掛けて紫外線対策するのがおすすめです。
最近はおしゃれなデザインの物も多くファッションの一つとして身に着ける方も多くなりました。ぜひ活用してみてはいかがでしょう?
サングラスやメガネを選ぶ際は、UVカット率が99%以上のものを選びましょう。また、レンズの色は、視界を妨げず、紫外線をしっかりカットできるものを選ぶことが大切です。グレーやブラウン系のレンズの色が裸眼と色の感覚が近くナチュラルな視界でおすすめです。
偏光レンズと調光レンズ
偏光レンズは、乱反射をカットする効果があります。乱反射とは、水面や車のフロントガラスなどから反射する強い光のことです。偏光レンズを着用すると、乱反射をカットして、まぶしさを軽減することができます。
調光レンズは、紫外線の量に応じてレンズの色が変化するレンズです。屋内では透明に、屋外では暗くなるため、シーンに合わせて使い分けることができます。
眼のケアという視点では、偏光レンズは、雪面や水面からの強い反射をカットして、雪目や水面反射性眼炎などの予防に役立ちます。調光レンズは、屋外での眩しさを軽減して、目の疲労を抑えることができます。
冬場の紫外線対策のポイントまとめ
冬場の紫外線対策のポイントは、以下のとおりです。
・サングラスやメガネを着用する
・寒さ対策も併せて服装にも注意 帽子などで日差しを遮る
・日中の長時間の外出を極力避ける
サングラスやメガネは、冬でも欠かせないアイテムです。紫外線から目を守るために、上手に活用しましょう。